【海外チャレンジ】日本人トレーナーが乗り越えなければならない4つの壁とその理由。
みなさん、いつもブログを閲覧して頂きありがとうございます。
10年前は、海外で日本人トレーナーが働くコトは、それほどポピュラーではありませんでした。
そんな中、こちらの動画(終盤)を見て、当時海外チャレンジを志していた私は、勇気付けられたのを思い出します。
著名なサッカー関連の方々が、日本人トレーナーの可能性について話されていました。
最近は東京オリンピックの影響もあってか、メディアで海外で働く日本人トレーナーが紹介される機会が多くなった印象。
私が把握しているだけでも多くの日本人トレーナーがアメリカ・ヨーロッパを始め活動しています。
しかし、そんな彼らも日本人トレーナーとして海外チャレンジを志した時は、右も左も分からない状態であったはず。
そこで、今回は”海外チャレンジの際に日本人トレーナーが乗り越えなければならない4つの壁とその理由。”についてまとめました。
1️⃣:語学
アメリカ・イギリスであれば英語。
ドイツ語であればドイツ語。
スペイン語であればスペイン語。
フランスであれば、フランス語。
海外で生活・働く上で、その国の言語を習得するコトは必須。
ヨーロッパの人達は、日本人以上にコミュニケーションを大切にします。
日本社会の様に、”空気を読む”や”阿吽の呼吸”と呼ばれる言葉は存在しない国が殆ど。
トレーナーは、選手のコンディションを監督・コーチに報告をするのが大切な仕事の一つ。
救急対応で医療機関の受診が必要になった際は、ドクターと電話対応しなければなりません。
何より、日本人トレーナーが選手・スタッフと信頼関係を築く為の大前提として現地の言葉を話すコトが挙げられます。治療技術以上にコミュニケーションが必要となるのです。
誤解を招く可能性もあるので詳しく説明すると…
ここで言う、言語の習得とは、ペラペラ話せる外国語のスキルではなく以下の2点。
①:『言いたいコトを伝える。相手の言っているコトを理解する』
②:言葉を学び続ける姿勢と話そうとする姿勢を見せ続ける。
2️⃣:生活の違い
海外で生活をしていると、日本との違いを実感する日々の連続だと思います。
食生活も違えば、風習も社会の決まり事も日本とは全く違う。
海外で日本人トレーナーとして働く前にまずは、現地の生活に慣れる必要があります。
なかなか、現地の生活に対応できず体調を崩したり気分が落ち込む日が続いたりする日は頻繁にあるでしょう。
しかし、それを乗り越えてこそ人間的に成長できるし、その先海外で日本人トレーナーとして働くチャンスに巡り合える可能性も高くなります。
何よりも、そんな困難にぶち当たるからこそ”チャレンジ”と言う言葉が使えるのです。
3️⃣:資格
海外で日本人トレーナーが超えなければならない壁で、資格取得が一番高いハードルと言えるかもしれません。
できるなら…
日本の資格が有効化できるならそれがベスト。
日本の資格を書き換えられる。また、現地の簡単な資格講習で賄えるならそれがベター。
最悪、現地の職業訓練や学校に行かなければならなくなるでしょう。
そうなった場合、莫大な費用や時間を費やすコトになってしまいます。
チャレンジの趣旨をまずは留学に切り替えて2年・3年以上かけた長期的なプランに変更しなければなりません。
4️⃣:就労ビザ
サッカーの分野に関わらず、海外移住を考えている日本人がぶち当たる壁が就労ビザ。
ビザが下りないコトによって、日本への帰国を余儀なくされる人はたくさん耳にします。
チャレンジ当初であれば、現地の言葉の習得が優先されるので学生ビザで語学学校に通いながら目的の国に滞在するコトが可能ですし、30歳であればワーキングホリデイビザも使用可能。
しかし、就労ビザになると話が違います。雇用先を見つけなければなりませんし、その国が定める税金を納められるだけの収入が必要になります。
海外チャレンジする日本人トレーナーにとって、重要なコトは、”情報収集”。
早めの段階にチームで働くことを考えるなら、チームの財政状況を調べておく必要があるでしょう。
トレーナーに支払うお金があるチームは、何部以上に所属しているのか?
外国人を受け入れたコトがあるチームなのか、どうなのか?
想像を膨らませて可能な限り情報を集めるコトが大切だと思います。
5️⃣:まとめ
以上今回は、”【海外チャレンジ】日本人トレーナーが乗り越えなければならない4つの壁とその理由。”でした。
何も考えずに勢いで海外に飛び込んでしまう方法で成功した人もいますが…
自分にはどの様な課題が待っているのか、ある程度知っておいた方が良いに越したコトはありません。
準備ができます。
私がドイツのSC Freiburgと契約に至った経緯や準備をしたコトをnoteにまとめました。
深く知りたい方は、参考にして頂くと幸いです。
この記事が今後、海外チャレンジを志す若いトレーナーの役に立てば幸いです。
それでは。