【アスリート必見‼︎】パフォーマンスアップに繋がる効果的なコーディネーショントレーニング。
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”コーディネーション能力”
小学校の時、体育の授業でサッカーをやらせても・野球をやらせても・バレーボールをやらせても・テニスをやらせても、何でもそつなくこなせてしまう運動神経が良いと言われる子供が、どの学校にも1人はいたのではないでしょうか?
一般的に、運動神経が良いと言われる人ほどコーディネーション能力が高いと言われています。
”パワーがある” ”スピードがある”、誰もが目で見てハッキリと分かり易く、能力をハッキリと数値化できる分野とは異なり、コーディネーション能力は数値化が難しく、能力の良し悪しの判断が付きにくい分野になります。
コーディネーション能力の重要性はなんとなく分かってはいるけど、その定義を明確に答えられるトレーナーは少ないのではないでしょうか?
今回は、そんな”コーディネーション能力”についてまとめたいと思います。
①:コーディネーション能力とは?
コーディネーション能力は、以下の7つの能力に分類できると言われております。
1️⃣:定位能力
物体と自分の位置関係を空間的に把握する情報処理能力。
2️⃣:変換能力
状況変化に応じて、動きを切り替える予測能力。
3️⃣:連結能力
タイミングよく身体をスムーズに動かす能力。
4️⃣:反応能力
合図に素早く的確な動作で反応する能力。
5️⃣:識別能力
手足や用具を視覚と連携させて調整する能力。
6️⃣:リズム能力
リズムを作ったり、真似したりタイミングをつかむ能力。
7️⃣:バランス能力
身体バランスを維持し、崩れを素早く回復する能力。
この7つの要素を一つ一つ分析するのは至難の技。スポーツの指導現場では、この7つの能力を指導者の経験から優劣を何となくで判断したりトレーニングしたりしているケースが殆どです。
実際のサッカーのパフォーマンスでは、スピード・パワー・アジリティ・スタビリティ・モビリティなどの能力が独立して使われているのではなく複雑に組み合わさりながら使われています。
私は現場では、『それぞれの体力要素が独立して使われない様に組み合わせながら使う”調整能力”のコト』をコーディネーション能力だと解釈しています。
以前、ブログ内でドイツ発祥のコーディネーショントレーニング”ライフキネティック ”について書きました。ライフキネティック のコーディネーショントレーニングに対する解釈も面白いので参考にして頂ければ幸いです。
👇👇【関連記事】【サッカー】ドイツ発祥。脳を鍛えるコーディネーショントレーニング。流行りのライフキネティックとは?👇👇
②:ゴールデンエイジ
【スキャモンの発育発達曲線】
9〜12歳の時期は神経系の発達が著しく、運動技術の習得に適した時期というコトで『ゴールデンエイジ』と呼びます。
更に、その前後の期間をプレゴールデンエイジ・ポストゴールデンエイジと呼び、ゴールデンエイジ程ではないが運動技術の習得に適しているタイミングとされています。
この時期に屋外で木登りや水泳・かけっこなど自然の中で遊び楽しく身体を動かしながら神経系の発達を促すと大人になってからの技術習得スピードも加速されると言われています。
専門競技のトレーニングでも、たくさんのコーディネーション能力や動作を意識したトレーニングを競争形式で子供達が楽しめる様に工夫してあげると良いでしょう。
⏩⏩【Youtube】バルセロナの育成年代カンテラのコーディネーショントレーニング。
③:トレーニング方法
育成年代以降にコーディネーション能力を鍛えるオススメな方法は、ウォーミングアップの中にサッカーのパフォーマンスを意識したコーディネーショントレーニングを組み込むコト。
コーディネーショントレーニングを取り入れる際に重要なもう一つの重要なコトは、”習熟度によって少しの変化を大切にする。”
ハードルを跨ぐ高さ、距離感を変えたり、ステップワークの角度を変えたり…
細かいところですが、これをシーズン通して継続的に行えるかどうかでパフォーマンスの質が変わるでしょう。
いくつか、私のチームで取り入れているコーディンネーショントレーニングを紹介します。
1️⃣コーディンネーショントレーニング
2️⃣コーディンネーショントレーニング
3️⃣コーディンネーショントレーニング
コーディネーショントレーニングの代表でもある、ラダートレーニングの活用もオススメ。
👇👇【関連記事】【サッカー】効果的なラダートレーニングを行う為に伝えたいコト👇👇
④:まとめ
以上、今回は”コーディネーショントレーニング”についての記事でした。
コーディネーショントレーニングはサッカーの現場だけでなく、野球・バスケ・テニス・バレーボールなどすべてのスポーツで重要な体力要素になります。
みなさんも、コーディネーショントレーニングへの理解を深め現場で取り入れてみてはいかがでしょうか?
それでは。