ドイツのWeiterbildungとは?

 

みなさん、いつもブログを閲覧して頂きありがとうございます。

 

前回の記事でドイツの教育システムのAusbildung ついて記事を書きました。

 
 


今回は、その関連記事です。

 
 
 


ドイツには、資格取得後、見識を広げる為のWeiterbildung(ヴァイター・ビルディング)というシステムがあります。 

 

日本でいう”研修”や”セミナー”です。

 

今回は、そのWeiterbildungについて書きました。

 

それでは、見ていきましょう。

 

Weiterbildung とは?

 

 

直訳すると『継続教育』

 

Weiterbildungは、Weiter 『更に』とBildung『教育』の2つの単語から構成されています。

なので、Weiterbildungは、直訳の意味で『継続教育』。

日本でいう、”研修”や”セミナー””ワークショップ”のコト。

所属する企業が社員教育の為に、定期開催することもありますし、団体や学校が卒後教育として実施しているケースもあります。

私達のメディカルチームは、フライブルク大学病院に所属しているのですが、ドクター、理学療法士の為のWeiterbildungが定期的に開催されている様です。

 

全ての職種にある制度

医療系分野に関わらず、全ての職業にWeiterbildungの制度はあります。 

例えば、私が把握している中でも…

介護系、パン屋、システムエンジニア、学校の先生、幼稚園の先生、などの職種には、Weiterbildungの制度があります。

Weiterbildungのコースにもよりますが、数日で終わるコースもあれば、数ヶ月かかるコースもある様です。

 

職場の理解がある

私自身、この点はドイツで働き始めて、驚いたところ。

もちろん職場にもよりますが…

Weiterbildungに対しての職場の理解度が非常に高い。

 

例えば、私達の職場の同僚がWeiterbildung があるから欠席しますというのはよくあります。

 

職場が、Weiterbildungの費用を払ってくれるケースが通常。条件は、資格取得後も何年かは継続勤務をしなければならないなどの条件はある様ですが…

 

どの様なコースがあるの?

 

 

以前に発信した自然療法士(Heilpraktiker )を例に説明します。

 

 
 

自然療法士の資格を取得した後は、診療所で仕事をしながら、Weiterbildungを利用して見識を広め、職場の同僚と練習しながら、患者様に提供できるレベルまで技術を磨き、キャリアップ・独立開業を目指すパターンが殆どでしょう。

さて、自然療法士は、どの様なWeiterbildungを活用しているのでしょうか?

 

ここ数年の流行です。

ドイツでは、医師の他に、助産師と自然療法士(Heilpraktiker )が鍼治療に従事できると言われています。

学校で習う程度の知識では、技術習得は不可能なので、この様なWeiterbildungを利用して見識を広めている、自然療法師(Heilpraktiker )が多くいます。

 

マッサージ 

オイルマッサージを始めとした、ウェルネス系の講習を多く目にします。

他にも、年に数回”指圧”や中国式マッサージの”推拿(すいな)”、タイ式マッサージのWeiterbildungの開催を見かけます。

 

ホメオパシー


昔から存在する自然療法の王道ですが、イメージとしては、西洋医学的漢方。薬草を利用して治療をします。


こちらも、鍼治療のWeiterbildung 同様、学校で得られる知識だけでは扱うコトが難しい為、自然療法師のWeiterbildungでよく取り扱われるテーマの1つです。



まとめ


この様な研修制度は、日本もドイツ変わらない印象。

ですが、このWeiterbildung をする、つまり、個人が自身のキャリアを構築するコトに対しての社会や所属組織の理解度は、ドイツはとても高いと感じます。


先日、アウェーの試合と日本体育協会アスレティックトレーナーの更新講習会の日程が被ってしまいました。



日本とドイツの時差により夜中の2時から翌朝の9時までオンライ開催になるので朝食は参加できない旨を説明すると…


Weiterbildungだったらしょうがない、もし身体が辛かったら、今回の試合は、帯同しなくても良いと理解を示して頂けた経験があります。


そこは、日本人。もちろん、行きましたが…


それでは。


Yuki