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ブンデスリーグ女子第7節 Frankfurt am Main戦。
連戦続きで…気温が下がった日の試合でした。
前半で筋肉系のトラブルが起きてハーフタイムで
交代カードを切らなければならない状態になりました…
私は、今シーズンからアウェーの試合のウォーミングアップを担当しています。
もともと
現地アスレティックトレーナーが作った
ウォーミングアッププログラムに
問題があると感じていたので…
この問題をうけて
スタッフにウォーミングアッププログラムの改善を
提案しました。
その後トレーニングで何回か調整して…
先日の
DFB Pokalの予選で
修正したウォーミングアップを
実施する事になりました。
まずはこなす事ができて良かったです。
このプログラムの導入前にした
スタッフ間の話し合いはというと…
アスレティックトレーナー・監督・コーチ側の意見としては…
ハードスケジュールで
この強度の試合をこなしていれば
肉離れが起きる位の事はよくある。
怪我をした選手の
瞬発力のある筋肉の質を考えれば肉離れが起きるのは普通。
我々は
プログラムに問題を感じてはいない。
チームの問題というより選手個人の問題なので
ウォーミングアップをいじる必要はなないのでは?
とのコト。
私の意見としては…
ウォーミングアップが
サッカーに特化している要素が少ない…
時間管理も甘く試合開始10分の動きも明らかに悪い。
筋肉系のトラブルが少ない女子チームで…
前半に肉離れで
交代カードを切らなければならないのは普通ではない。
連戦中のコンディショニングは
スタッフ間のコミュニケーションがとれて上手くいっている。
問題は試合当日のウォーミングアップ。
現在のプログラムがスプリントに特価し過ぎているのは明らか。
怪我を当たり前だと思わないでほしい。
ディスカッションになるのはある程度覚悟していたので…
理論武装をして行きました。
話し合いでは解決せず。
動画でドルトムントやバイエルンミュンヘンのプログラムをみんなで確認。
現在の我々のプログラムとの違いや問題点を指摘。
選手の意見を聞くことになり…
実際に問題を感じている選手も多く、修正を加える事になったのです。
今回分かったコトは、世界のスタンダードはもう既に、Prevention(傷害予防)ありきで、日々のトレーニングが考えれているのに。
アスレティックトレーナーも含めて、予想以上にコーチングスタッフの傷害予防に対する意識が低いというコト。
”傷害予防は、最高の治療。”
当たり前の意識を、当たり前に持つコト。って、重要ですよね。
それでは。
Yuki