【サッカー】ドイツ発祥。脳を鍛えるコーディネーショントレーニング。流行りのライフキネティックとは?
みなさん、いつもブログを閲覧して頂きありがとうございます。
外国人選手に比べてパワー・スピードで劣る日本人選手がサッカーの本場のヨーロッパで活躍するのは、至難の業と言っても過言ではありません。
近年、”認知力”がその為の解決策の1つとして注目されています。
しかし、サッカーに必要な認知力を鍛えるといっても、どの様なトレーニング方法があるのかハッキリしていないのが現状。
今回は、その問題を解決するドイツで流行っている認知力を含めたコーディネーショントレーニングについてまとめました。
その名も”ライフキネティック”。
最近では、日本でもその名前を聞く機会が多くあります。
ドイツ国内に留まらず世界的に流行っているキッカケの1つとして、ドイツ人のクロップ監督がドルトムンでブンデスリーグ優勝した際に、取り入れていたトレーニングメソッドとして知られているからです。
私もライフキネティックは、ウォーミングアップやリハビリ・個人技術トレーニングで活用しています。
トレーニング自体も参考になりますが…
何よりも基礎理論が面白い。
というコトで…
今回は、ドイツでトレーナーとして働いている経験を踏まえてライフキネティックについて紹介します。
ドイツ発祥のライフキネティックとは?
ドイツのライフキネティック協会のホームページでは、この様に定義されています。
ちなみに。日本ライフキネティック協会もあります。興味のある方は、以下からどうぞ。
⏩⏩日本ライフキネティック 協会のHP
ちょっと難しいので、簡単に説明をすると…
”誰でもできる簡単な動きを通じて、脳の機能を高めるトレーニングメソッド。”
以下のURLからサッカーの育成年代の子供達に、ライフキネティックを実施している様子が見られます。
⏩⏩サッカーの育成年代のライフキネティックの様子は以下から。
実は、ライフキネティックには年齢制限がありません。
孫とおじいちゃん・おばあちゃんが一緒に楽しめるトレーニング内容でもあると謳われています。
✅育成年代のトレーニングにオススメ。
✅高齢者の頭の体操にもオススメ。
脳と身体をコーディネーションする
ちょっと専門的な話になりますが…
私はトレーニングにインテンシティが求められるサッカーのプロの現場で使うライフキネティックについては、以下の様に解釈しています。
つまり、色や数字などにサッカーのパフォーマンス(方向転換やパスの方向など)の条件づけをして、”脳内の情報処理のキャパシティ”を広げる為に、多くの認知要素を組み込み脳への負荷を高める。その後は”脳内の情報処理スピード”を引き上げる為にシンプルなオーガナイズに移行しながら、最終的にサッカーの試合のシュチエーションに近づけるというコト。
個別トレーニングでライフキネティックを取り入れるのは、かなりオススメ。
私は、選手個人の頭の中を覗きながらトレーニングを楽しんでします。
⏩⏩サッカーのプロの現場でのライフキネティックの応用:①
シンプルなオーガナイズでファーストタッチの方向と視覚認知を組み合わせてツータッチプレーの精度を上げるコトを目的とした個別トレーニング。対象選手は、育成のタレント選手達。
⏩⏩サッカーのプロの現場でのライフキネティックの応用:②
聴覚刺激によるターンと視覚認知による方向転換・ストップ動作の判断を組み合わせたトレーニング。
ライフキネティックの専門家も…
私たちのチームには、ライフキネティックの専門家がいます。ライフキネティックを使って定期的に脳を活性化させる為です。
私のトレーニングに対する価値観と似た様なところがあり、そのコーチとは積極的に情報交換して楽しみながらお互いのプログラムの質を向上しています。
頻度は”3日/週”。
とはいうものの…
私のウォーミングアップでもライフキネティックの要素を取り入れているので、ほぼ毎回のトレーニングで実施しているコトになっています。
まとめ
今回は、ドイツで人気のトレーニング”ライフキネティック”についての紹介でした。
ライフキネティックは認知力が重要とされる現代サッカーにおいて効率的なパフォーマンス向上の本質を捉えており、特に外国人選手に体格が劣る日本人選手が世界で戦う為にはとても大切な要素だと考えています。
トレーニング内容にマンネリ化を感じている方や、何か新しいメソッドを取り入れたいと考えている方は、試して見るコトをオススメします。
それでは。