日本人の生活習慣からみる、日本人の手先の器用さ


海外に来て、日本人はとても手先が器用な人種だと思うことが多くあります。



ある日。



『指の爪が剥がれかけてしまったので、絆創膏が欲しい。』




とアンダーカテゴリーのコーチが私の所に相談に来ました。




学生時代は、バスケットやバレーボールの現場にもよく足を運んでいたので、この程度の処置は、朝飯前です。




消毒をしてガーゼを当てて、キネシオテープを細く切って、補強。




ちょっと厚めに仕上がってしまった為、まだまだだなと反省をしていると…




そのコーチは…



『ドイツのトレーナーは、ここまで綺麗にしてくれない。あなたは、精密機械よ‼︎。』



なんて褒めて頂けました。




確かに、新しいスパイクを履いた際によく起きる、水泡(マメ)の処置を見ていると、ドイツ人のトレーナーの処置は、お世辞にも上手だとは言えません…




そのコトについて考えていると、もしかしたら、ドイツのトレーナーが雑なのではなく、日本人器用なのではと思い…




なぜ、同じ人間なのに、この様な違いが生まれるのか、日本人の生活習慣から考えてみるコトにしました。


目次
1.箸文化
2.日本語の特性
3.まとめ




日本人はなぜ手先が器用なのでしょうか…?

それでは見ていきましょう。


1.箸文化
 
✅箸文化によって鍛えられた手先の繊細な感覚は世界で通用する日本人の個性。



 
海外に来ると、このような会話が決まって展開されます。

『あなた、日本から来たの?』

『じゃあ、お箸を使えるのね?』

今でこそ、箸文化はヨーロッパにも広まり箸を使える欧米人も増えているようですが…

日本人のそれとは異なり、お世辞にも器用に使っているとは言えません…

日本人の指先の器用さを象徴する生活習慣といえるでしょう。


日本人は幼い頃に、両親からお箸の使い方を教えて貰い、毎日当たり前のように箸を使って食事をします。


焼き魚の日…


麺類の日…


豆類や豆腐を食べる日…


おそらく、箸文化を持つ国は東アジアに集中していると思います…



中国

台湾

韓国

ベトナムetc..

地球規模でみるとナイフやフォークを使うのが当たり前で箸を使う方がむしろ少数派なのです…

 
 
 
2.日本語の特性

日本語の筆記は世界の中でもトップレベルの難易度。



こんな会話もよく繰り広げられます。

外国人『日本ってどんな文字を使うの?』


『ヨーロッパのスタイルとは全然違うんでしょ?』


日本人『日本は、3つの文字を使い分けていて…』

『ベースは平仮名で…』

『外国語を表現するときは、カタカナを使って…』

『漢字っていう、中国由来の文字も使うんだ…』


外国人『んっ?何文字くらい使うのよ?』

『全部で大体…多分…3,000文字以上を使い分けてるんだよ。』


なんて説明をすると、外国人の開いた口がポカーン。

『それ、どうやって、覚えるの………』


外国人がこんな反応をするのは当たり前です。


アルファベットは26文字で表現できてしまうからです。


しかも…


平仮名は曲線ベース、カタカナは鋭角な線で表現されます。漢字に至っては、象形文字で画数が多く、それぞれが独立した意味を持っていて全体的なバランスを考慮してしながら書かなければならないので、とても難しい。



私たちはこのとんでもない量の文字を書いて覚えます。



学校教育では、硬筆だけでなく毛筆もあります。

そりゃ、他の人種と手先の器用さに違いが生まれて当たり前ですよね…


3.まとめ


箸、日本語だけでなく、日本人器用さに関わる生活習慣は他にもあると思います。


また…


おそらく、学校教育を通して培われる、日本人の国民性との関わりも深いと思います。


日本に一時帰国をする際は、学生を中心に公演をさせて頂くことがあります。


その際に、将来日本人としての”自信”と”誇り”を持って海外で活躍してくれる人材が出てきて欲しいというエールも含めて、必ずこのお話はさせて頂くようにしています。



私たちの職業だけでなく、手先を使う職業は世界で活躍できる可能性がたくさんあるかもしれませんね。


それでは。