みんさんいつもブログを閲覧して頂きありがとうございます。
海外に住んでいると車や電化製品を始めとした、たくさんのメイドインジャパンを目にする機会があります。
ここ数年でしょうか、海外のトレーニング現場でも日本発祥のトレーニングの名前をよく耳にします。
以前から…
『カアツ』(加圧トレーニングのコト)は耳にしていましたが…
今回紹介したいのはこちら。
『タバタ 』(タバタ式トレーニングのコト)
コロナ禍の小グループトレーニングの際に、体力強化について同僚のアスレティックトレーナーと話をしていると、頻繁に”タバタ ”という単語が飛び交っているコトに気がつきました。
最近、海外のトレーニング現場でよく耳にする言葉です。
それでは、早速”タバタ式トレーニング”を解説したいと思います。
タバタ式トレーニングを理解する為には、まずはHIITを理解するコト。
✅HIITとは、High-Intensity Interval Trainingの略称。
High-Intensity(高強)
Interval (間歇的)
Training(トレーニング)
の頭文字を取った略称。
1996年に立命館大学の田畑泉先生によって作られたトレーニングメソッド。
高強度の運動を短い休憩を挟んで繰り替えすトレーニングです。
学生時代に運動部でインターバルトレーニンングの走り込みを経験したことのある方は、イメージできるのではないでしょうか?
キツイですよね。笑
HIITの方法は、Power Maxという専門のトレーニング器具を使い、以下の条件のトレーニングを行います。
✅20秒間の高強度運動+10秒間レスト、を8セット
トレーニング頻度や期間は、1日1回 / 1週間で5日の条件で実施。
田畑先生の研究によると、6週間継続したところ…
全身持久力が13.2%向上、筋持久力が28%向上したとされています。
驚異的な伸び具合ですね…
この4分間という短時間で、この劇的なトレーニング効果を得られるという利点が…
HIITが『究極の有酸素トレーニングであり、同時に究極の無酸素トレーニング』と呼ばれる由縁になっており、後に紹介する、タバタ式トレーニングがここまで世界的に広まるキッカケにもなっていいます。
まずは、HIITについて理解できましたか?
それでは、本題の”タバタ式トレーニング”へ
この応用されたトレーニングを海外では、みんな『タバタ 』と呼んでいます。
HIITは、本来Power Maxという競輪選手用に開発されたトレーニング器具を使う方法ですが、トレーニング内容を筋トレやランメニューに置き換えるトレーナーが出現。
✅昨今、海外のダイエット雑誌に取り上げられて、脂肪燃焼を目的としたトレーニングメソッドとしてアレンジが加えられ、ブームとなっています。
HIITは簡単で幅広いアレンジが可能。
以下の条件を守るだけ。
✅トレーニング頻度は、HIIT同様で1日1回 / 1週間で5。
トレーニング種目を腹筋にも、背筋にもしても良いし、バービー運動に置き換えるコトも可能。トレーニングの目的によって、種目は選択できます。
以下の動画の様にアレンジされているコトが多い様です。
私のチームではランメニューにタバタ式トレーニングを取り入れています。
マンテスターシティーも、タバタ式トレーニングの強度設定を参考にしています。興味のある方は、以下のURLからどうぞ。
【必見‼︎】⏩⏩Manchester CityもHIITをサッカーに応用しています。
以上、今回は最近海外で流行っている”タバタ 式トレーニング”でした。
実際、コロナ禍の約1ヶ月の小グループトレーニングで取り入れたところ、試合が再開した時には、かなり効果を実感するコトができました。
海外でのトレーニング中で、『タバタ 』『タバタ 』と日本の単語が飛び交っていると、日本人としてはなんだかホッコリした気持ちになりますよね。
取り組んでいる選手は、メチャクチャキツイですけどね。笑
それでは。
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