【ドイツ食事情】 ベジタリアン / ビーガンについて考えてみた。
みなさんいつもブログを閲覧して頂きありがとうございます。
海外在住歴が7年。日本に一時帰国した海外在住者仲間と必ず話題になるコトがあります。
それは…
”日本で何食べた?”
日本に住んでいた時は、特に感じるコトはありませんでしたが…
日本は、本当にグルメな国。
寿司、焼肉、中華料理、イタリアン…
SNSで検索をかければすぐに、安価で美味しい料理が見つかります。
居酒屋に行けば、焼き鳥・唐揚げ・タコアサ・エイヒレ・刺身。
酒に合うつまみがすぐに食べられます。
そんなグルメな日本人からは、信じがたい驚きのデータがこちら…
ドイツの全人口の12%は”ベジタリアン”か”ビーガン”。
私がトレーナーとして勤めるブンデスリーグの女子チームには、菜食主義者いわゆる”ベジタリアン”や”ビーガン”と呼ばれる選手が多く所属しているコトもあり、私自身も理解を深めたいテーマでもあったので掘り下げて考えてみました。
というコトで今回は、”ベジタリアン”と”ビーガン”ついて。
私のドイツでのトレーナー経験・生活経験を踏まえて解説していきます。
ベジタリアンとは
ベジタリアンとは?
動物性食品の中でも”肉類・魚のみ”を食べない人達を指しています。
肉・魚以外の食品は基本的には食べられます。
ドイツの人口の9%
一見、『そんなに、いるの?』と感じる数値ですが…
過去に出会ったドイツ人のベジタリアンの割合を考えると、妥当だと感じます。
ビーガンとは
ビーガンとは?
肉類・魚類のみならず、卵、牛乳などの乳製品も食べない人達を指しています。
ドイツの人口の3%
ビーガンの中には、更にストイックなタイプがいる様です。
知り合いの友人のビーガンは、『ビールの製造過程に動物性の道具を使っている事があるから、ビールも辞めた。』と言っていました。
⏩参考:【関連記事】ビーガンのタンパク質摂取方法
なぜ、”ベジタリアン / ビーガン”になるのか
ドイツ人が菜食主義者になるきっかけは様々。
健康を気にして。
基本的にドイツは肉食な国。
しかし、近年高まる健康志向が原因で、一度試してみたら、自分の身体に合ってる様な気がした。
その流れで、”ベジタリアン / ビーガン”に目覚める人がいるようです。
有名人の影響。
最近だとインスタグラムなどで多くの有名人が”ベジタリアン / ビーガン”について発信。
若い年代にとっては、憧れの有名人の真似はしたくなってしまいますよね。
社会科見学のプログラムが原因。
ドイツには食肉加工の現場を見学する社会科見学プログラムがあります。
目の前で屠殺(とさつ)の現場を目撃したコトによって、肉が食べられなくなる人もいるそうです。
その他にも、単に肉の味が好きではないなど、理由はさまざま。
ドイツに住んでみて感じるのは若い世代は特に、インタグラムなどで有名人が発信する情報の影響が大きいというコト。
ベジタリアン/ビーガンのメリット・デメリット
メリット
一般の方で何年もハイカロリーな食事が続き体調に不調をきたしていて、短期的に体重を減少させなければならない方。いわゆる、生活習慣病を抱えている方のダイエットにオススメ。この様な方は、適正体重になるまでベジタリアン ・ビーガン食で摂取カロリーを抑える方法もありだと思います。
デメリット
栄養が偏りやすい、鉄分やタンパク質など必要な栄養素が不足する可能性が非常に高く、貧血・免疫力低下などの病気を招く可能性があります。特にアスリートは、トレーニングに必要なカロリー量をベジタリアン ・ビーガン食でまかなうのは非常に難しく、疲労骨折や繰り返す筋肉系のケガの原因になる可能性も…
ドイツでトレーナーとして働いている立場としては、あまり推奨できないのも本音。
まとめ
ドイツの人口の12%が”ベジタリアン / ビーガン”だと冒頭にも書きましたが、『えっ。そんなにいるの?』という印象ですよね。
レストランには”ベジタリアン / ビーガン”の為のメニューが当たり前の様にあり。
ホテルでもすぐに対応してくれます。
実際にドイツに住んでみて、この位の数が妥当かな…もしかしたら、もう少し多いかもしれない?
といった印象。
以上、ドイツの食事状、増加する【ベジタリアン・ビーガン】についてでした。
それでは。
Yuki
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