Vol.199 医学生とサッカー選手の両立

Vol.199 医学生とサッカー選手の両立

みなさん、いつもブログを閲覧して頂きありがとうございます。




今回、紹介する記事は女子ブンデスリーグの選手事情をまとめた、この情報誌から。










毎シーズン、発行されています。



ある日、練習前にスタッフルームでコーヒーを飲みながらペラペラとページをめくっていると、面白い記事が載っていました。



その記事には、医学部に通いながらブンデスリーグのSGS Essen でプレーする選手が紹介されています。



彼女の名前は、Elisa Senß。





Essen で中盤の要として、プレーしています。



ブンデスリーグ女子第11節の我々との試合にもスタメンでプレーしていました。



多くのブンデスリーグ女子に所属する選手は、サッカー選手と他の仕事を掛け持ちしているのが現状です。




それこそ中堅チーム以上のスタメンになるか、代表に呼ばれる選手になるか、Bayern München かWolfsburgでプレーしなければ、女子サッカー選手だけで、生計を立てるのは難しい世界。



なので、引退後の生活を考えた上で、職業訓練または、大学に通いながらプレーしている選手が殆どです。





私のチームでも、将来弁護士を目指している選手や警察官と掛け持ちで仕事をしている選手も所属しています。



今回、紹介する ”Elisa Senß” 選手は医学部との掛け持ち。



彼女は、既にEssenにある大学病院で研修医として働いています。





サッカー選手としての活動を優先できる様に、平日の基本8時〜13時、週末と夜勤は、無しで研修内容が組まれている様です。






先日のブログ(SCFreiburgが取り組むタレント育成方法)でも書きましたが、この様に個人の人生を尊重してサッカーに集中できる環境を整えて貰えるのは、選手としてはとても助かるコトでしょう。




チーム内でケガが起きた時は、フィジオよりもまず、彼女が1番最初に応急処置を行い。大学病院での診察・治療のオーガナイズまでするコトもしばしば。



彼女のサッカー選手としてのキャリアだけでなく、医師国家試験の合格も応援したいですね。





この様な、ブンデスリーグ女子で選手を取り巻く環境を知れるのは、自分を含めて、数名。





日本の女子リーグもプロ化され、ヨーロッパ各国、女子サッカーに力を入れる中で、ブンデスリーグ女子の生の情報は貴重だと思います。





今後もこの様な、情報があれば、このブログを通して発信したいと思います。





以前、双子を出産したGKの選手についての記事を書きました。




よかったら、以下のリンクからどうぞ。


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それでは。